従来の糸より牽引力がある
フェザーリフトとは、皮膚を切らずに糸を使い、顔周りのシワ・たるみを解消する美容整形のひとつです。
返しが付いた特殊な糸を皮下組織に埋め込み、たるんだ皮膚を持ち上げる施術法。
糸は両端から中央に向かって特殊なギザギザの毛羽立ちがあります。
たるみが両側からの圧力により上へと持ち上がり若々しいラインを取り戻すのです。
従来の糸より牽引力があるため、時間が経っても効果を発揮。
施術後しばらくすると、糸の周囲にコラーゲンやエラスチンやヒアルロン酸が生成され、肌にハリが出たり、たるみの予防効果を促進してくれます。
羽根のような形状をしている糸
先端が丸くなった針で糸を通すため、傷口も目立たず痛みもほとんどありません。
アプトス、またはワプトスというポリプロピレン製の細い糸を使用します。
アプトスは、長さが100mm程度、幅が1mm以下の、一般的な外科手術でも使用されている糸で、顔の中心に近い部分のリフトアップに用いられることが多いようです。
一方、ワプトスは、長さが600mm程度、幅が1mm以下の糸で、顔の周辺のリフトアップに用いられることが多いです。
どちらも、羽のような形状をしているため、アプトス、ワプトスを使用したフェイスリフトは「フェザーリフト」と呼ばれています。
どちらがより良いかは、フェイスリフトを受ける方の希望や肌の状態、年齢などによって異なりますので、カウンセリング時にしっかりと確認してください。
個人差がありますが、3~4週間程度でリフトアップ効果が現れはじめ、4~5年程度効果が持続します。
ボトックスやヒアルロン酸注入など、他の美容医療と組み合わせるケースも多いようです。
フェザーリフトがおすすめなのは、目元や頬のたるみ、目尻などの小じわ、ほうれい線、ゴルゴライン、マリオネットラインなどの深いシワ、フェイスラインのゆるみ、肌の弾力不足などでお悩みの方におすすめ。
フェザーリフトの料金は、埋め込む糸の量、本数や部位にもよりますが、20~50万円が目安となります。