置き鍼を美容に応用
ウルトラVリフトは、韓国で始まった治療法。
ごく細い針の中に仕掛けた数センチの長さの吸収性糸(PDO/PDS)を多数挿入することによって、顔のリフトアップを図る施術です。
元々は鍼灸の領域で効果持続性の鍼(置き鍼)として腰痛や肩こりに用いられていたものを美容に応用しました。
これを美容外科医、皮膚科医が導入し、顔面のリフトアップ効果まで併せ持つようになったという変遷を持つ治療法です。
ショートスレッド、リードファインリフト、ショッピングスレッドなど、針の種類や取り扱いメーカーによって呼称が異なります。
ウルトラVリフト最大のメリットは即効性、そして効果の持続性です。
実際に美容鍼としての意義もあるようで、ツボに対する鍼の刺激によって即効性を実現し、そして溶ける糸が持続的に刺激を加えることで効果の持続を獲得します。
その効果は主に、従来は機器や手術でも困難であった頬正面のリフトアップとフェイスラインの引き締めです。
これは今までにない効果として、施術を受けた方に非常に満足を得ています。
酵素の力で糸が吸収される
約1年程度の持続効果があるとされています。
少し短い様な気もしますが、ダウンタイムがほとんどない施術ですので、効果が切れてきたと感じたら、いつでも追加処置を受けることができます。
糸は6~8ヶ月で完全に吸収されることが証明されており、20年以上前から心臓血管外科領域、形成外科領域で通常の手術の際に埋め込まれていたものですから、材質に関しての安全性は長期にわたって証明されています。
なぜ糸が吸収されていくのかというと、体内の血液や細胞間液などに含まれる加水分解酵素という酵素の働きのよって、次第に溶けてなくなっていくのです。
また、施術前に麻酔による注射が不要だということは、麻酔液という水分の注入がないため、腫れがほとんど出ないことにも結びつきます。
ウルトラVリフトの料金は、糸の本数や部位にもよりますが、顔全体に挿入する場合、30万~50万程度が目安となります。