貼るタイプの痛み止めがある
フェイスリフトというと、手術の後は包帯でグルグル巻きにして、顔がパンパンに腫れるという印象があるかもしれません。
医療は進んだもので、傷跡に対して医療用の保護剤というものを使い、包帯は不要といったクリニックもあります。
その場合、翌日から髪を洗うこともできますし、抜糸もいらないので、基本的に術後の通院は不要です。
一般的には術後、患部を包帯で圧迫します。
圧迫は手術後の腫れやむくみを最小限にするためですので、しっかり行います。
もしも圧迫時間中に痛みが出たとしても、点滴から痛み止めの薬を使えば、すぐに痛みを取り去ることができます。
また、貼るタイプの痛み止めがあります。
それを貼っておけば1週間は痛くないようです。
痛みや腫れは個人差がありますが、思っていたより断然少なかったという方がとても多いです。
痛みや腫れを軽減させる先進医療として、PRP療法を取り入れているクリニックもあります。
これは自分の血液から血小板中の成長因子という成分を抽出して、傷に注入することで、腫れや内出血を軽減し、また、吸収を早めることができます。
痛みに関しても軽減させることができますので、取り入れているクリニックでは多くの方が希望するそうです。
手術の帰りでもほとんど腫れは目立たないので、買い物をして帰ったり、食事をして帰るという方も多いです。
患者さんの痛みや傷跡の負担も、軽くなってきている
昔は手術操作自体の大きさ、傷の深さ、リスクの大きさに比例して、フェイスリフトの効果があるといわれてきました。
しかし、フェイスリフトの術式が様々試みられた結果、最近になってリスクの大きな手術が、長期的にはそれほど良い結果には結びつかないことが指摘され、手術操作の及ぶ範囲が短く、より危険性が少ない方向性になってきています。
医療技術の進歩や医療品の新開発などによって、痛みへの対処もより高度なものが使用されてきています。
以前より患者さんの痛みや傷跡の負担も、軽くなってきていると考えられます。