切らないフェイスリフトもある
フェイスリフトの手術というと、「切るか、切らないか」という大きな選択肢が提示されます。
「切るフェイスリフト」というのは、余分な皮膚を切り取って、たるみを引き上げる方法のことです。
「切らないフェイスリフト」というのは、皮膚を切らず、糸を用いてたるみを引き上げる方法のことです。
傷が残らないのが、最大の特徴。
アンチエイジングが目的で、少しでも傷を残したくない、切らなくても効果のある方法をお望みの方にお勧めです。
また、たるみの出ていない若い方などが予防として受けたりすることもあります。
糸を使った切らないフェイスリフトの方法
1. フェザーリフト
傷を残したくない方、まだ目立たないけれども少しでも若く見られたい、現状を維持したい方に。
引っかかり構造のある特殊な糸を皮下に入れ、コラーゲン産生を促進させ、シワ、たるみの進行を予防する方法です。
シルエットリフト、ハッピーリフトなど様々なメーカーの種類があります。
切るリフトに比べると、引き上げ効果はそれほど大きなものではありませんが、ヒアルロン酸の注入では物足りなくなったけれど、傷が残るのには抵抗があるという方に人気の方法です。
糸は溶けずに残るものと、1年ほどで溶けてなくなるものがあります。
溶けるものでも溶けるまでにコラーゲンが産生されているため、シワ・たるみの予防効果は4~5年続くといわれています。
糸を使う方法には様々なやり方がある
2. 他の方法で引き上げる糸のリフト
切らずにしっかり効果を実感したい、傷を残したくない方に。
皮膚を切らず、フェザーリフトより大きな引き上げ効果を発揮する方法があります。
皮膚の下に糸を輪のようにかけ、巾着のように皮膚を引き上げる方法です。
使うのは針と糸だけなので、傷が残りません。
頬・顎・首・こめかみなど、様々な部分に可能です。
丈夫な糸を使うので、効果は1~2年続くと、実感される方も多いようです。
どちらも、他のフェイスリフト手術と組み合わせると、より大きな若返り効果が期待でき、満足度を高めることができます。