傷が目立たない場所や方法で手術ができる
フェイスリフト後の傷跡についてですが、人間はどこを切っても、どうしても傷跡は残ってしまいます。
フェイスリフトはたるみを切り取る手術なので、傷が残るというのはデメリットになります。
ただ、優れたドクターはいかにそれを目立たない場所、方法でやるかを常に考えて手術を行っています。
多くの病院で取り入れているSMAS法は、皮膚だけではなく、皮膚の下にあるSMASと呼ばれる組織(表情性筋膜)も引き上げることで、最大限のリフトアップ効果を発揮する方法。
皮膚のみリフトするより綺麗に仕上がり、骨膜下リフトよりも傷跡や腫れが小さい施術です。
フェイスリフト手術は耳軟骨の内側、後ろの付け根や襟あしを数センチ、可能な限り目立たない部分から、皮膚の余分なたるみとSMASを引き上げます。
腫れは少ししかなく、傷は術後1週間ほどでふさがります。
1週間後ではまだ赤みが残っていますが、その頃からお化粧などである程度カバーすることができるでしょう。
大体3~6ヶ月ほどで赤みが徐々に薄くなり、最終的には消える訳ではありませんが、ほとんど分からないくらいになっていきます。
誠実で、縫合技術に優れた医師を選ぶ
傷跡は医師の腕次第で大きな差が出てしまいます。
美容外科的な縫合技術の訓練をしっかり積んできた医師ならば、ほとんど傷跡は残りません。
例えば中縫合という形成外科の手技による縫合法。
皮膚に近い所では3ヶ月くらいで溶けてなくなってしまう細いナイロン糸を使用。
約6ヵ月後には、傷跡は目立たなくなります。
治療の記録をとっていて、傷跡の事例なども見せてくれる医師ならば安心できるのではないでしょうか。
また、皮膚の厚さ、たるみ具合、縫合方法、縫う位置・数を患者一人ひとりによって微調整することで、滑らかな美しいリフトアップと、術後の傷跡にも配慮してくれるクリニックが理想です。
施術前のカウンセリングで、手術の内容、縫合方法、傷跡の事例など、よく聞いて自分が納得できるクリニックを選びましょう。