フェイスリフトは老人顔を若返らせる手術
フェイスリフトは、加齢によってできてしまう、シワやたるみを持ち上げる施術です。
シワやたるみの例を挙げると、目じりのシワ、頬中心の皮下組織の低下、ほうれい線の目立ち、口周りのシワ、唇が薄くなる、口角が下がる、首と顔の境がなくなる、こめかみが陥没などなど。
残念ながらこの老化による老人顔変化は、化粧品やマッサージである程度遅らせることはできても、これを防ぐことはできません。
レーザーや高周波電気治療、超音波治療でも皮膚のタイトニング(皮膚にハリを出すこと)には若干の効果があっても、老人顔変化の代表・ほうれい線や頬のゆるみにはほとんど効果を望めません。
効果を実感できるのは、フェイスリフト手術しかないといわれています。
顔のたるみを全体的に取り除く施術で、若返り手術の中で最も実績が長く、効果的な方法のひとつです。
5~10歳分の若さを取り戻し、以前の状態に近づけるといったイメージです。
皮膚表面のみでなく、たるみの深部からしっかりと引き上げるため、ほうれい線が目立ちにくくなり、首周りのたるみもきれいに解消されます。
頬のたるみがなくなることで、下ぶくれな輪郭もすっきりとした印象に。
またお肌にハリが出ると、毛穴も目立たなくなり、お化粧のりも良くなります。
顔は様々なパーツでできている
シワやたるみを改善するフェイスリフトの手術には、部位別の分け方があります。
(1) ひたい=前額リフト、(2)こめかみ=こめかみ(側頭)リフト、(3)頬=頬のリフト、(4)あご=下顎のリフト、(5)首=ネックリフト。
上記5箇所を対象とするものを「シワ・たるみとり手術」と呼ぶことが多くなっています。
顔全体は繋がっているので、複数個所の手術の方が、効果的な場合も。
このように、顔には様々なパーツがあり、リフトアップ手術の術式も数多くあります。
最近になり、できるだけ安全に、しかも効果的にフェイスリフトを行うための研究が、米国を中心に多数報告されてきました。
そして現在、基本的な方向性がほぼ決まってきたと考えられています。